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『AI時代と禅』読後感

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 葆光庵老師さま

 

お世話になっております。お著作、拝読させていただきました。全体に平易な文章で説かれており、ぐいぐい引っ張られる感じで読了いたしました。

 

このタイトル『AI時代〜』を見た時、とっさに老師が繰り返し説かれている相対樹と絶対樹の関係性の中で、相対樹(私は合理主義と受け取っておりますが)の権化であるAIに対し人間のあり方としての絶対樹をお示しになっているのかも、と深読み? をしたものです。AIがのさばればのさばるほど、それに比例して絶対樹が必要になるということでしょうか?

 

それはそうとして、禅が仏教他宗派、世界の他宗教に寛容であることも初めて知りました。信ということの大切さをお書きになっています。“自分には認識できないことを承認する”・・・。まさにこのことでは、あらゆる宗教は一つのリングになっているのかも知れません。

 

余談になりますが、先日テレビでイスラエルの歴史学者でユバル・ノア・ハラリという人がコロナ後の脅威を語る中で、IT技術のますますの進歩によって独裁的為政者が人々の皮膚の内側まで見通せるようになるだろうと、つまり演説に万歳をしていても、笑顔で拍手をしていても、その人間の心の中は反対をしていることが分かるようになる、これは恐ろしいことだと。

インタビュアーが、その恐怖をあなたはどう乗り越えますか? と尋ねると彼はすかさず、

「一日時間の瞑想(メディテーション)をします」

驚きました。現代の世界の知識人の一人と言われる人にしてこの言葉です。

座禅というのは日本固有の文化だと思ってきましたが、改めてインターナショナルなものであり、今後テクノロジーがますます発達するなかで人々の心の平安にとって、グローバルに大切なことになっていくのかもしれないと思ったものです。

 

最後に、この御本の山場とも言える“座禅とは何か”の中で数息観の行のステップが大変分かりやすく説かれています。この項は座禅の教則本として繰り返し読み、体に叩き込む必要あり、と感じました。

三歩進んで二歩下がるような遠い道には違いありませんが、暗闇をやみくもに進んで行く感があった中で、かすかな光が見えた気はしております。無論やるのは私ども自身で、失礼ながら老師を始め先生方には、こちらがスポーツ選手であればコーチをお願いしているつもりでおります。

思うにこの山道は各人各様でてっぺんだけが同じ場所なのかもしれません。

孤高の求道者などではもちろんなく、日々の自分を内省しつつ、遅まきながら一歩一歩この山を登って行きたいと思います。

 

今後もお導きを、伏してお願いいたします。

 

大江匡昭デザイン事務所経営、月から荻窪静座会参加) 東京荻窪支部 

posted by 全国で禅の修行(座禅会)やってます | 05:10 | 東京荻窪支部 | comments(0) | - |
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