ブログ内検索
「人間禅」全国からの座禅修行を報告します
全国で座禅会を開催中!
詳しくは→ https://ningenzen.org
<< イベント開催についてー瞬時・瞬時を切に生きる | TOP | 「房総道場の静坐会(座禅会)と作務について近況」20200511房総支部  >>
房総道場の中庭を眺めながらの静座(座禅)

JUGEMテーマ:

 

先日、房総支部設立60周年記念事業として実施された道場施設の改修工事について報告させていただきました。

今回は改修直後の木の香り溢れる渡り廊下での静座のお話をさせて頂きます。

 

ある日の昼下がり、新しく出来上がったが渡り廊下の縁段で一人座っていました(写真 法

 

ゝ抃銅爾留鐫
ゝ抃銅爾留鐫

 

程よい強さの陽の光が降り注ぎ、柔らかい風が新緑の香りを運んできます(写真◆法

 

⊃林
⊃林

 

無数の小鳥たちのささやく様な声が耳に心地よいです。

三昧になり切ったというよりは自然の一部になり切って溶けてしまったような、自他の畔が切れたような何とも言えない感覚です。

本当に贅沢な静座の時間を満喫していました。

万物と我と一体とはこんな感じかと時間を忘れて座っていました。

30分位経った頃でしょうか、まるで阿鼻叫喚のような雉の一声が頭上で突如響き渡りました。

なんと疑似したら正確なのかわかりませんが、雉のあの甲高い「ギャー」という声が頭上で爆発音のように聴こえました。

集中して座っていたと思うのですが、その瞬間体中の筋肉が同期して収縮しピョーンと体が飛び上がりました。

臨済の一喝ならぬ雉の一喝でした。

かなり修行が進んだ瓦集第175則から続けざまに臨済禅師にまつわる公案が続くのは何故なのか?

何か耕雲庵老大師の隠された意図があるのかとここ数週間思いを馳せていたのですが、この雉の一喝が見事にこんな疑念を吹き飛ばしてくれました。

 

ふと我に返ると、陽の光、柔らかい風、新緑の香りは依然と続いています。

ただ、目の前の中庭に眼をやると見事に草ボウボウです(写真)。

 

A韆々の中庭
A韆々の中庭

 

コロナウイルス騒動の影響で作務ができずにこんな有様です。

そう言えば山門の周囲も草ボウボウだったと思いだしました(写真ぁ法

 

ち韆々の山門
ち韆々の山門

 

「そうだ、この草を刈ろう。」

この草を刈ったらさぞや気持ちよいだろうなーとつくづく感じました。

新緑も、風も、小鳥もこの草刈りの気持ち良さにはかなうまい。

ただ、楽しみはまたこんど。

今日は用事があるので帰るとして、今後の作務の段取りが「また楽しからずや。」と家路を急ぎました。

 

こんな贅沢な時間を満喫させて頂いて新型コロナウイルスに感謝です。

もうしばらく世の中は大変でしょうが、今だからこそできる工夫もあります。

「毎日が楽しいよ。」と心から納得のいける一日一日を過ごしていきたいものです。

  仲野嶢山(房総支部) 

 

posted by 全国で禅の修行(座禅会)やってます | 13:42 | 房総支部 | comments(0) | - |
コメント
コメントする