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2020.12.23 Wednesday

第212回 岳南支部摂心会の報告

 

岳南支部第212回の摂心会が、12月9日(水)から12月13日(日)まで行われました。晴天に恵まれ、穏やかな気候の中で行われました。

金剛庵粕谷要道老師には、碧巌集「開土入浴」「楞厳不見」、無門関「台山婆子」のご提唱を頂きました。

11日(金)には、名誉会員の周黄玉禅子にお茶を立てていただき、茶会を開きました。

茶室の軸は澄徹庵月桂老師が書かれた「水を掬すれば月手に在り」です。

 

茶会でのお菓子は、支部長の間瀬至山居士の会社で作られた季節の花の上生菓子で、食べるのが勿体ないくらい綺麗に作られた物でした。

 

 

作務では、道場周辺の木の枝打ち、落ち葉拾い、道場から禅子寮への道の整備を行いました。横浜支部の萬耀庵小林閑徹老居士に大きな樫の木等の枝打ちをして頂き、道場から陰寮への道もかなり明るくなりました。

下の写真は、円了後の記念写真です。

 

 

合掌 関野円通 拝

熱海座禅道場(岳南禅道場)  #参禅報告

2020.09.30 Wednesday

人間禅岳南支部 第211回摂心会円了のご報告

令和2年9月24日(木)から27日(日)まで、岳南禅道場にて人間禅岳南支部摂心会が、金剛庵老師のご指導により、厳修されました。
講座では、老師から「新編碧巌集講話」(14:慧聴超問仏)のご提唱を頂きました。

 

摂心中は、台風、秋雨前線と重なり、雨の多い摂心となりましたが、作務では、道場周辺の草刈り、木の枝打ち、イノシシに石垣を崩された後のコンクリート固め、物干し台の整備、室内の整理整頓を行いました。
 

新型コロナウイルス禍ですが合計11名が参加され、感染予防を徹底して行い、無事円了することができました。
写真は、円了後の記念写真と道場に咲くヒガンバナです。

 

合掌
岳南道場長 間瀬至山 九拝
代筆 関野 円通 #参禅報告

2020.06.11 Thursday

「コロナからの夜明け」熱海で本格坐禅体験会たけなわ

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「コロナからの夜明け」

熱海で本格坐禅体験会たけなわ

粕谷要道

 令和2年6月11日(木)4時55分 ホー法―法華キョ、チーチチチィ、パタンパタンパタン、板木(ばんぎ)の乾いた音で目覚める。
 今日は人間禅岳南道場摂心会(本格坐禅体験会)第1日目、駿河湾、初島を眼下に一望する熱海市上多賀の蜜柑山中腹、絶好のロケ―ションに位置する、人間禅岳南坐禅道場では梅雨入り初日の昨夜より、摂心会(坐禅体験会)参加の十数名の老若男女が昨夜の結制より境内の居士寮(男子寮)、禅子(ぜんこりょう・女子寮)に分宿しております。禅堂で数息三昧・公案の工夫三昧、堂内外で作務三昧を開始しております。
 人間禅では100年前のスペイン風邪以来のパンデミック・ウイズコロナ第二ステージ突入というので、道場行事(摂心会・参禅会・静坐会など)コビック19対策ガイドラインを策定して対処しております。

 

参加条件;

・微熱・味覚障害等コロナウイルスが疑われる人は参加自粛。

・入山時は入念な手洗いと、道場で用意するアルコールにて手指消毒を行う。

・全員マスクを常時着用する。

・屋内での裸足は禁止とし、足袋もしくは靴下を持参して着用する。

・タオル(作務の軍手や雑巾など)は各自持参して自己管理とする。共有はしない。

・他者と常時ソーシャルディスタンス(約2mを離れて)をとって行動する(茶礼、静坐、提唱、作務の集合、休憩タイムを含む。)。

・休憩時間も私語厳禁を徹底する。

・地区行政で自粛を求められる長距離移動を伴っての参加は自己判断。(静岡県では現在要請は出ていない)

 

日課について;

・宿泊はすべての寝具を他者と共有しない。

・食事は、典座・配膳係は三密にならないように十分注意。食事の作法も三密にならない処は平常通り。

・作務後の休憩時の茶菓は三密に注意・動作は黙道で。

・コロナ以前に古来より「三黙堂」とは「浴堂・食堂・禅堂」と規定。

・トイレのドアノブや出頭簿の筆など不特定多数が素手で触る箇所に関しては、作務などで定期的にアルコール消毒励行。

・換気を心掛ける。禅堂は静坐の休憩や終了後など役位は定期的に配慮。

・恒例の懇親会は不要不急の日課ではないので今回は中止。

 

参禅について;

・参禅室において、師家学人(修行者)ともにソーシャルディスタンス(2m以上)を確保すること。参禅しようとする学人は喚鐘台の脇のアルコールで手指を消毒してから木槌を持つこと。当然真剣勝負に臨む覚悟で。

・参禅前後の拝は略式の立拝とし、拝座に額をつける拝は行わない。
※在家の禅である人間禅がここまでこだわって坐禅の修行をおすすめするのは、世間一般が便利でお手軽Remote Worksやテレワークでは味わえない、一期一会の現実の実相世界を基盤として、歩々脚実地の人間形成の過程を重要視するからです。

・経行の際「念々正念歩歩如是」と凝念するのはそのためです。

・また平生「正念工夫不断相続如何」と自己心内を点検したりするのです。
 コロナを「正しく恐れる」ことは、それに違いないでしょうが、若者が閉じられたバーチャルな仮想現実の世界・出口の見えない迷路で堂々巡りするのは考えモノです。コロナ後の世界は人モノ時間カネなどすべてが不足する、政治経済流動・動乱の世界に突入の気配です。

・全国各支部、禅会でも行事予定などホームページで広報周知しております。
 熱海での坐禅体験会は6月14日(日)正午まで、何時からでも参加可能です。写真は11日午前8時30分からの「お茶席」薫風自南来・和氣満堂ソーシャルディスタンス良好・梅雨晴れのひととき、お点前は黄玉禅子、その他総勢九名です。

岳南支部

 

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